英国の高速鉄道プロジェクトHS2の費用は最大1027億ポンドに上り、列車は当初計画より遅くなり、最新の公式目標である2033年より最大6年遅れて到着することが予想されている。運輸大臣ハイジ・アレクサンダーは、庶民院でこの厳しい新たな数字を発表し、前政権から引き継いだ「失敗の連続」の「リセット」と位置付けた。

「HS2は国の野心を示すどころか、国の衰退の象徴となった」とアレクサンダーは議員らに語り、愛するペットや失敗したスタートアップに通常捧げられるような、残酷なほど正直な追悼の辞を述べた。2011年の価格で501億ポンド(インフレ調整後現在約750億ポンド)と当初予測されたプロジェクトは、2025年の価格で877億ポンドから1027億ポンドと見積もられている。「時間と費用の途方もない増加に見えるなら、その通りだ」と彼女は付け加え、誰も数字がタイプミスだと思わないようにした。

費用を節約するため(最大25億ポンドの節約を嫌う人はいないだろう)、HS2列車の最高速度は当初計画の時速360kmから、より控えめな時速320kmに引き下げられる。政府は、これは欧州や日本の高速鉄道と同等だと指摘している。速度低下により、プロジェクトの完成が1年早まる可能性もあるが、ここで言う「早い」は相対的なものだ。ロンドン西部のオールド・オーク・コモンとバーミンガムのカーゾン・ストリート間の最初の運行は2036年から2039年まで開始されず、ロンドン・ユーストンからカーゾン・ストリートまでの完全運行とウェスト・コースト本線への接続は2040年から2043年の間になると予想されている。

アレクサンダーは、費用増加の3分の2は前政権による費用過小評価、非効率な納入、当初計画から漏れた工事によるものだとし、3分の1はインフレによるものだと述べた。目を疑うような数字にもかかわらず、彼女は政府がプロジェクトを「完成まで」実行すると誓い、「仕事をやり遂げるが、同時に時間と費用を節約するあらゆる機会を捉え、納入を掌握し、コストを管理し、これまでプロジェクトを悩ませてきた複雑さを取り除く」と付け加えた。ちなみに、当初の2013年の予測は、路線がマンチェスターとリーズまで延びることを前提としていた。現在はバーミンガムで終わる。ある種の進歩だ。