Humanitarian 2026年9月5日 The Guardian Europe ネパールの洪水トンネルから2人救助、希望と非常に劇的な「OK」 ネパールの洪水で水没したトンネルから9日ぶりに2人の作業員が生きて救助され、救助隊に非常に落ち着いた「OK」と応え、希望を与えた。 0 0 シェア X / Twitter LinkedIn リンクをコピー Image: The Guardian Europe トンネル専門家のアーノルド・ディックス氏が「21世紀の偉大な救助の一つ」と呼ぶ中、金曜日、ネパールの水力発電トンネルから2人の作業員が生きて引き上げられた。氷河の崩落により泥、水、瓦礫の奔流がネパールとチベットの国境を泥まみれの悪夢に変えてから9日後のことだ。 サンジェイ・シャー氏とカビール・マハラジャン氏は、氷河の崩落が泥、水、瓦礫の奔流を引き起こして以来、トリシュリ3A水力発電プロジェクト内に閉じ込められていたが、1週間以上経って生存が確認された。彼らの救助は、まだ行方不明の人々の家族や何百人もの救助者にとって待望の士気高揚となった。なぜなら、9日間も水没したトンネルで生き延びた2人ほど「希望」を象徴するものはないからだ。 ネパール当局に招かれ、作戦について助言したオーストラリア人技師で地質学者のディックス氏は記者団に「2人が生きているのを発見したので、希望が持てる」と語った。さらに「1週間以上経ち、皆疲れ切っているが、これでさらに努力しようという気持ちになる。また、他の場所での救助にどう取り組むかの焦点も与えてくれる。人がこれほど長く生き延びられるという証拠を今手にした」と付け加えた。 救助は決して簡単ではなかった。まず、作業員たちは正しいトンネルを見つけなければならなかった。これは「ウォーリーをさがせ!」のような楽しいゲームに聞こえるが、生死に関わる重大なものだ。次に、車ほどの大きさの岩を爆破しなければならなかったが、これは救助しようとしている人々を押しつぶす可能性があるため、好ましい方法ではない。その後、トンネルが水で満たされているのを発見し、排水するために緊急の溝を掘ったが、その間も中の作業員が溺れているのではないかと心配した。 しかし金曜日の朝、約50メートル進んだところで、かすかな声が聞こえた。チームは「パニックにならないで、救助しています」と呼びかけた。トンネルの中から声が返ってきた。「OK」。1週間以上閉じ込められていた人から期待されるような、落ち着いて控えめな返答だ。 男性たちが生きて引き上げられるビデオを見て、ディックス氏はなぜこの仕事をするのかを振り返った。「私たちはまともな人間だからです。それが人間のすることです。互いに助け合うこと。これは人間と人類にとって真の勝利です」 しかし、作業はまだ終わっていない。さらに40人の作業員がトリシュリ3Aに閉じ込められていると見られ、救助隊は大きなリスクに直面している。前方に水があり、岩を破れば溺れる可能性がある。また、現在は氾濫原のレベルより下にいるため、後方から水が押し寄せる可能性もある。ディックス氏は警告した。「今、2人を救助したという報酬を得たが、細心の注意を払わなければならない。チームの命が今危険にさらされており、時間内に脱出できなければ溺れるだろう。これは訓練ではない。私たちは21世紀の偉大な救助の一つを目撃しているのだ」 チームは現在、11階建ての発電所の最上部にある「ゴルディロックスゾーン」に向かってトンネルを掘り進め、さらなる生存者を発見したいと考えている。これまでに、さまざまな水力発電プロジェクトから270人以上が救助されたが、犠牲者は驚異的だ。ネパールの災害管理機関によると、少なくとも1,294人が死亡し、5,000人以上が行方不明となっている。 国際的な支援が到着している。オーストラリア政府当局者、災害対応専門家、人道支援者38人がネパールに滞在しており、金曜深夜にカトマンズに到着した15人からなるオーストラリア災害支援対応チームも含まれている。連邦警察の災害犠牲者身元確認専門家7人は土曜日にオーストラリアを出発する予定だ。 9月4日時点で、ネパールは1,294人の死亡が確認され、5,053人が行方不明(外国人583人を含む)と報告している。中国は9月5日時点で31人の死亡と531人の行方不明(うち261人が外国人)を報告している。なぜなら、災害が一国を襲うとき、それは常に国際的な出来事になる方法を見つけるからだ。