アンソロピックは、より小さな企業を引きつけようとしている。そのために、同社は水曜日、Claude for Small Businessを発表した。これは、ウォルマートやスターバックスというよりは、地元の金物店やコーヒーショップに似た顧客向けに設計された新しいサービスのスイートである。

これまでのところ、最も集中的なAI導入の多くはエンタープライズレベルで行われてきた。最近の研究では、実験段階やパイロット段階を超えてAIシステムを拡張した企業のほとんどは、潤沢な予算を持つ大企業である傾向があることが示されている。しかし、中小企業での導入が増えており、状況は変わりつつあるようだ。

アンソロピックの新しい機能群は、そうしたAIの新規ユーザーに対応するために設計されている。これらは、同社のビジネスユーザー向けタスク自動化プラットフォームであるClaude Cowork内に新たに導入されたトグルを介して利用できる。このプラットフォームは、ウェブの閲覧、ファイルの管理、ユーザーに代わって複数ステップのワークフローを実行する。トグルをオンにすることで、有料ユーザーは、簿記機能、ビジネスインサイト、広告キャンペーン用の生成ツールなど、さまざまな自動化サービスにアクセスできるようになる。

新しいスイートには、Claude CoworkとQuickBooks、Canva、Docusign、HubSpot、PayPalなどのソフトウェア製品との統合も含まれている。

「中小企業は米国GDPの44%を占め、民間部門の労働力のほぼ半数を雇用しているが、AIの導入は大企業に遅れをとっている」と同社は述べている。「ツールやトレーニングが中小企業の運営方法に合わせて調整されることはほとんどなく、その結果、その利用はチャットウィンドウで止まってしまうことが多い」。

創業者や投資家にとって、この動きは、AIプラットフォーム戦争がダウンマーケットに拡大しており、ユーザー獲得の次の主要な戦場はフォーチュン500ではなく、米国経済のバックボーンを形成する3600万の中小企業であることを示している。

アンソロピックは、2023年末にEnterprise ChatGPTを立ち上げ、小規模チーム向けのChatGPT Businessも統合した競合のOpenAIにやや遅れをとっている。

アンソロピックは、シカゴを皮切りに全米10都市を巡るプロモーションツアーで、新機能を積極的に宣伝する予定だ。各都市では、地元の中小企業経営者100名を対象に、無料のAIトレーニングワークショップを提供する計画だ。