NASAの火星探査車キュリオシティが、得意の技をまたやってのけた。カメラを火星の風景に向けて、地球人のバケーション写真を惨めにさせるのだ。探査車は2025年11月9日から12月7日(ミッションの火星日4714日目から4741日目)にかけて、ボックスワークと呼ばれる低い尾根が広がる地域の360度ビューを撮影した。15億ピクセルというこのパノラマは、キュリオシティがこれまでに撮影した中で最大級のものだが、探査車の全記録はもちろん18億ピクセルの傑作が保持している。この新しいパノラマは、100ミリ焦点距離レンズを備えた右カメラを使用してマストカムが撮影した1031枚の個別画像から構成されている。画像はその後地球に送られ、非常に忍耐強いソフトウェアエンジニアのチームによって全体のパノラマに縫い合わされた。

画像は「ネバド・サハマ」と名付けられた尾根の頂上で撮影され、キュリオシティはロボットアームの先端にあるドリルを使って岩石サンプルを採取した。2025年5月以来、キュリオシティはボックスワークと呼ばれる地質構造が豊富な地域を探査しており、これらは表面に何マイルにもわたって交差し、宇宙から見ると巨大なクモの巣のように見える。火星にもクモ型建築があるらしい。新しいパノラマはそれらを実際の姿で示している。高さ約1〜2メートル、幅約9メートルの低い尾根で、間に砂の窪地がある。まるで火星版バドミントンコートだが、岩がはるかに多く、ネットはない。

図Aはこのパノラマの高解像度版(1.8ギガバイト)で、おそらく大量のRAMと忍耐強いインターネット接続を備えたコンピュータで楽しむのが最適だ。図Bはマストカムの左カメラ(34ミリ焦点距離レンズ)で撮影された低解像度版(276メガバイト)で、探査車のデッキも含まれている。これは通常、地球に送り返すデータ量を減らすために省かれることが多い。火星でもデータ容量制限を気にしなければならないのだ。

キュリオシティはNASAのジェット推進研究所(JPL)によって製造され、カリフォルニア州パサデナのカリフォルニア工科大学が管理している。JPLはNASAの科学ミッション本部のためにミッションを主導し、NASAの火星探査プログラムの一環として活動している。サンディエゴのマリン・スペース・サイエンス・システムズがマストカムを製造・運用している。ファイルサイズについて苦情を言いたいなら、誰に電話すればいいかわかっているだろう。