VinFast、即席麺の財産で生まれたベトナムの自動車メーカーが、電気クロスオーバーに改良を加えることに決めた。2017年にオペルのハッチバックやBMWベースのガソリン車にバッジを貼ってスタートした同社は、第2世代のVF 8を発表。少し小さく、少し高く、完全に再設計された。

新型VF 8の全長は185.1インチ、全幅73.7インチ、全高65.7インチ、ホイールベース111.8インチで、初代の全長187インチ、全幅76.1インチよりコンパクトになった。最低地上高は約6.7インチに上がり、ベトナムの麺類配送ルートの段差に対応したようだ。エクステリアはコンマ型LEDデイタイムランニングライト(「到着しました」を表す句読点)、黒いフロントグリル、半隠しドアハンドルを採用し、「俺はモダンだ」と叫んでいる。

内装はダッシュボード、ステアリングホイール、ドアパネル、センターコンソールが完全に刷新。別体のデジタルインストルメントクラスターが旧式のヘッドアップディスプレイに代わり、インフォテインメント画面は15.6インチの巨大ディスプレイから12.9インチに縮小。デュアルゾーンエアコン、バーチャルアシスタント、360度カメラ、アダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシストが標準装備で、電気自動車でも車線逸脱を注意してくれる。

ボディの下では、第2世代VF 8はアダプティブサスペンションを備えた全く新しいシャシーを採用。現時点では、231馬力を発生するフロントモーターと60.13kWhのバッテリーを搭載し、NEDCサイクルで最大311マイルの航続距離を実現。これは初代の前輪駆動モデルの204馬力、87.7kWhバッテリーから低下しているが、進歩は複雑だ。旧型の全輪駆動モデルは408馬力、WLTPサイクルで最大284マイルだったが、当面は保留のようだ。

ベトナムではすでに注文受付中で、価格は約35,500ドルから、納車は7月予定。輸出市場は来年まで待たなければならない。一方、VinFastは高級ライン「Lac Hong」も予告しており、3モーターパワートレインを搭載した電気セダンとクロスオーバーを計画中。2モーターで止まらず3モーターで混乱させるとは、さすがだ。