Humanitarian 2026年7月29日 The Guardian ケニア、ゾウの不可解な死を調査:毒殺が疑われるが、殺人事件ではないだろう ケニアで15頭のゾウが不可解な死を遂げ、研究所は毒の有無で見解が分かれるが、群れにとって悪い知らせであることには変わりない。 0 0 シェア X / Twitter LinkedIn リンクをコピー Image: The Guardian ケニアのアンボセリ国立公園で、過去1か月間に15頭のゾウが死亡した件について、当局が調査を行っている。体重6トンで天敵のいない動物が心配するのは、人間が置き去りにしたものだけだ。 ケニア野生生物公社(KWS)によると、10頭のゾウは死亡する2日前に部分的な麻痺の兆候を示していた。これは自然が「何かがおかしい」と教えてくれる方法だ。残りの5頭の死骸は腐敗が進むか、他の動物に食べられており、死因の特定は不可能だった。つまり、「わからないが、老衰ではない」と言っているようなものだ。 死亡したゾウのほとんどはメスとその子ゾウで、オスは1頭だけだった。もちろん母親と赤ちゃんが犠牲になる。自然はひどい皮肉を好む。 死亡は公園周辺のキマナ保護区とクク牧場地域で発生した。ケニアでは以前にも、密猟や人間と野生動物の衝突によるゾウの毒殺事件が記録されている。容疑者は、いつものように「人間」と「他の人間」だ。 ナイロビ大学の研究所がゾウから採取したサンプルを予備検査したところ、「潜在的な有毒物質」が検出されたが、別の政府研究所による分析では、検査した毒素は陰性だった。一方の研究所は「毒かもしれない」、もう一方は「これらの毒ではない」と言い、全員が「さらなる検査が必要」と言っている。これぞ科学的方法の真骨頂だ。 KWSはさらなる検査を進めていると述べた。「環境調査も実施中で、影響を受けた地域の水源やその他の環境汚染物質の分析を含め、ゾウが共通の発生源にさらされたかどうかを調べている。」 当局は国民を安心させようと、この症状が人間に感染する証拠はないと述べた。それは結構なことだ。何しろ、今の状況にゾウの病気が加わるのはご免だから。 アンボセリはゾウの群れとサバンナの景観で世界的に有名で、タンザニア国境を越えてキリマンジャロが見える。公園内には約2,000頭のゾウが生息していると推定される。つまり、謎の毒素で失うべき数は、あと1,985頭多いということだ。