Space 2026年7月22日 SpaceNews Zenno Astronautics、ヒット曲を引っさげて資金調達と天候の良いアメリカへ移転 ニュージーランドのスタートアップZenno Astronauticsが、超伝導磁石技術を引っさげて資金と天候の良いロサンゼルスに移転する。 0 0 シェア X / Twitter LinkedIn リンクをコピー Image: SpaceNews サンフランシスコ - ニュージーランドのスタートアップZenno Astronauticsは、超伝導磁石が宇宙船の姿勢制御と加速に最高だと考え、荷物をまとめてアメリカに移転することを決めた。 「世界の宇宙産業の大半、商業・防衛問わず、そして世界的なベンチャーキャピタルがここにあるのは明らかです」と、ZennoのCEO兼共同創業者Max ArshavskyはロサンゼルスからSpaceNewsに語った。彼はおそらく、良いコンブチャの選択肢があるオフィススペースを探していたのだろう。 Arshavskyは、チーフプロダクトオフィサーのSebastian WieczorekとともにオークランドでZennoを共同創業した。今回の移転は、6月にImpulse SpaceのMira衛星に搭載された超伝導磁気アクチュエータZ01 Supertorquerのデモに続くものだ。「これは世界初で最も高性能な衛星用磁気安定化システムであり、商業的に準備が整いました」とArshavskyは、デモを成功させた者の自信を持って語った。 姿勢制御アクチュエータ(衛星にも姿勢は必要だ)を販売し、新製品を開発するため、Zennoはロサンゼルスに拠点を置く。「ロサンゼルスの航空宇宙企業の地図を見ると、ここは異常な密度です」とArshavskyは言う。「ここで成功できると確信しています。以前にここで成功した例を見てきましたし、その方法も理解しています。」 ロサンゼルスは他のアメリカの都市より高価だが(驚きだ)、Zennoは「パートナー、顧客、投資家、人材」へのアクセスのためにここを選んだとArshavskyは述べた。一部の従業員はニュージーランドから移転し、現地でも採用を行う。9月か10月までに「ニュージーランドで可能な規模よりも高い規模で製品を生産し、我々が開拓したプラットフォームに基づく新製品の開発を続けるための施設をここに構える」とArshavskyは語った。 Zennoは2017年、高温超伝導体が宇宙での移動と放射線遮蔽に有望であるというアイデアに基づいて設立された。「宇宙には無限のエネルギーがあります」とArshavskyは言う。「私たちは、地球から資源を持ち込むのではなく、宇宙に行ったら利用可能な資源で生活できるようにしたいのです。」当初、Zennoの技術のほとんどは地球軌道に留まるが、月面インフラへの応用も可能だ。「私たちは月と地球の間のインフラを実現することを楽しみにしています」とArshavskyは語った。 Zennoは2022年のシードラウンドで1050万ニュージーランドドル(612万米ドル)を調達した。2024年には、三菱電機のイノベーションファンドが追加資金を提供した。「本社設立に加え、Zennoは南カリフォルニアの世界クラスの航空宇宙コミュニティに積極的に貢献することを約束します」と7月15日のプレスリリースに記されている。地球の反対側から移転してきてコミュニティとは、よく言ったものだ。