Science 2026年7月30日 TechCrunch 核融合スタートアップCFS、「トカマク」と言うより早くIPOか 核融合スタートアップCFSがModernaの元CFOを採用し、2〜3年以内のIPOを示唆。AI需要で商業化競争が加速。 0 0 シェア X / Twitter LinkedIn リンクをコピー Image: TechCrunch Commonwealth Fusion Systems(CFS)は、7年間で40億ドル(新たな10億ドルを含む)を調達した、最も資金力のある核融合スタートアップだ。業界の噂や最近の動きによると、今後2〜3年以内にIPOを検討している可能性がある。 最大のヒントは、今週、Lorence KimをCFOとして採用したことだ。Kimは以前、2018年にModernaのIPOを支援し、CFSに「非常に似たもの」を見ている。「核融合は今日、mRNAが10年前にあった場所にある。科学的には現実的で、商業的にはまだ証明されていないが、コンセンサスが考えるよりも近い」と彼はLinkedInに書いた。CFSの外部コミュニケーション責任者Christine Dunnは、Kimの到着が必ずしもIPO準備を意味するわけではないと主張するが、まあ、そう言うだろう。 CFSにはModernaのタイムラインに対していくつかの利点がある。核融合炉は核分裂炉よりも安全で、メルトダウンではなくフェイルセーフで停止するため、連邦規制当局は異なる扱いをし、CFSにより多くのコントロールを与えている。実証炉Sparcは今年後半(当初は2025年を予定)に打ち上げ予定で、同社は来年までに科学的ブレークイーブン(反応が消費するエネルギーよりも多くのエネルギーを生成する)を目指している。これまでにそれを達成した実験は1つだけなので、達成すれば大きなセールスポイントになる。 一方、CFSはバージニア州チェスターフィールド郡で商業発電所Arcの作業を開始し、2030年代初頭の稼働を目標としている。AIデータセンターのブームが電力需要を急増させており、CFSはすでにArcの出力の半分をGoogleに販売している。そのため、投資家の食欲が熱いうちに上場したいと考えている。ある核融合企業(General Fusion)はすでにSPACで上場し、別の企業(TAE Technologies)はTrump Mediaと合併しているため、CFSはIPOの窓が永遠に開いているわけではないことを知っている。Modernaを赤字の初期段階から公開企業として導いたKimの経験は、特にAIブームのようなブラックスワンイベントが予期せぬ追い風をもたらす場合に役立つかもしれない。