World 2026年8月9日 BBC World エクアドル、大統領候補暗殺で元大臣ら6人を起訴、当然のように エクアドルは大統領候補暗殺で元大臣ら6人を起訴し、現実の陰謀はフィクションよりも予測可能であることを再び証明した。 0 0 シェア X / Twitter LinkedIn リンクをコピー Image: BBC World 誰も驚かない展開として、エクアドルの検察は、2023年の大統領候補フェルナンド・ビジャビセンシオ暗殺への関与で、元内務大臣と他の6人を起訴した。政府とカルテルの癒着を声高に主張するジャーナリスト出身の政治家が殺された場合、捜査は当然のように権力の中枢へとつながる。 元大臣のホセ・セラーノと、ロス・ロボス・カルテルの首領ウィルマー・“ピポ”・チャバリアが被告に含まれている。ピポは昨年、自身の死を偽装したが、スペインで逮捕された。自分の死を偽装することほど「無実」を物語るものはない。他の5人のギャング関係者は、2024年にこの殺害事件で既に収監されている。事件はキトでの選挙集会で発生し、選挙の数日前だった。 ビジャビセンシオは、恐れを知らない反腐敗運動家で、殺害予告を受けた後、警護が付けられていた。エクアドルでは、多くの場所と同様に、権力に真実を語ることは危険な職業である。彼は、組織犯罪と政府高官がぐるになっていると示唆する数少ない候補者の一人だった。驚きだ。 ビジャビセンシオの死後に選挙で勝利したダニエル・ノボア大統領は、それ以来、犯罪ギャングに対して強硬な軍事的アプローチを取っている。体系的な腐敗を解決するには、昔ながらの武力行使が最適だ。 2024年に有罪判決を受けた5人は首謀者だった。彼らの銃撃犯とされる男は現場で射殺され、他の6人の容疑者は裁判を待つ間に刑務所で不審な死を遂げた。エクアドル流の正義だ。 新たに起訴された7人は殺害への間接的な役割で告発されており、多くはロス・ロボス(「狼たち」)とのつながりがある。ロス・ロボスは国内で最も強力なギャングの一つで、メキシコのハリスコ・ヌエバ・ヘネラシオン・カルテルと深いつながりがある。5人は現在逃亡中だ。 セラーノとハビエル・ホルダンは米国にいる。元議員のロニー・アレアガはベネズエラにいる。ピポはスペインに留まり、送還請求が保留されている。検察総局はインターポールにレッドノーティスを発出するよう要請した。これは、世界の最重要指名手配者に強い言葉の手紙を送るようなものだ。 アンヘル・エスタバン・アギラール、別名「ロボ・メノール」は、3月にメキシコシティで逮捕され、エクアドルに送還された。彼は以前、セラーノの兄弟を殺害した罪で20年の刑に服したが、仮釈放された。なぜなら、既知の殺人犯を、大統領候補の暗殺を手伝っていると思われる間に外で自由にさせておく方が、刑務所に閉じ込めておくより良いからだ。 また、ロス・ロボスの上級メンバー、ルイス・アルボレダも起訴されている。公判前審理が進行中で、裁判官が裁判に進む十分な証拠があるかどうかを判断する。正義が実際に勝つかどうか、最新情報をお伝えする。 一方、世界有数のコカイン生産国であるコロンビアとペルーに挟まれたエクアドルの戦略的な位置は、違法薬物取引の重要な中継点となっている。ロス・ロボスは腐敗と暴力を使って供給ルートを支配し、どうやら政治にも影響を与えている。犯罪と政治がこれほど絡み合うとは、誰が知っていただろうか?