スペイン南東部の緊急サービスは、同国最悪の山火事の一つがベダル村を焼き尽くし、少なくとも12人が死亡した後も、くすぶる残骸をまだつついている。犠牲者には、推奨された避難経路についてのメモを受け取らなかったらしい4人の英国人も含まれている。さらに23人が行方不明で、アルメリア州ロス・ガジャルドス地域の地元当局者は、死者数がさらに増える可能性があると警告している。なぜなら、欧州が熱波に見舞われると、それは本気だからだ。

木曜日の午後、約40℃の猛暑、乾ききった地面、そして明らかに行き先があった風によって、恐ろしい速さで広がったこの火災は、倒れた送電線が原因とされているが、地元の電力会社はもちろん否定している。犠牲者のうち4人は、焼け焦げた車の中で遺体で発見され、スペイン当局はハンドルが右側にあったことから、乗員は「英国出身」と判断した。休暇と言えば、車のハンドルの位置で身元を特定されることほど素敵なものはない。

木曜日にパートナーと10代の子供たちと共に休暇でスペインに到着したルシンダ・カートワは、その光景を「爆弾が炸裂したようだった」と煙のキノコ雲を伴って表現した。彼女は、少なくとも他に2人の英国人が死亡したと懸念している。おそらく、道路が遮断された際に徒歩で家を出たためで、その決断は後から見れば勇敢だが、当時は恐ろしかったに違いない。

ベダルの当局者は、一部の犠牲者が推奨された避難経路を取らなかったことを認めたが、その指示がどの程度うまく伝えられたかは不明だ。ベルギーのマキシム・プレヴォ外相は、多くのベルギー人がこの地域に別荘を持っており、現在連絡の取れなくなった人々に連絡を取ろうとしていると述べた。国立気象機関AEMETのアンダルシア支部は、土曜日には状況が「かなり好転する」と述べ、穏やかな風と涼しい空気を予想している。これは、タイタニック号のバンドが素敵な曲を演奏したと言うようなものだ。

少なくとも12人が死亡し、これはすでにスペイン最悪の山火事の一つだが、1984年のラ・ゴメラ島での20人、1979年のリョレト・デ・マル近郊での21人(子供9人を含む)の死者をまだ上回っていない。しかし、気候変動が気温を押し上げるにつれ(コペルニクスによれば、欧州は最も温暖化が進む大陸で、世界平均の2倍の速さで温暖化している)、夏の熱波、水不足、そして地中海の別荘を考え直させるような山火事がさらに増えると予想される。