ニューヨーク州のキャシー・ホウクル知事(民主党)は火曜日、大規模データセンターの建設を一時停止する大統領令を発令した。最長1年間続くこの一時停止は、全米初の州全体でのデータセンター禁止令であり、データセンターが電気料金やエネルギーグリッドに与える影響について、議員や市民から懸念が高まっている。

「データセンターの開発が公共料金の高騰、天然資源の枯渇、そしてニューヨーカーに不確実性をもたらす恐れがある中、行動を起こし、先導するのは私の責任です」とホウクル氏は声明で述べた。テクノロジー企業は、人工知能の計算需要もあって、全米各地にデータセンターを建設するために数十億ドルを投資している。

大統領令で、ホウクル氏は州公益事業局に対し、大規模データセンターの新規許可を1年間発行しないよう指示した。その間、同局はデータセンターの影響に関する環境分析と、「データセンターにエネルギー代をより多く支払わせるか、自前で供給させる」ための手続きを実施する。先月、ニューヨーク州議会はより広範なデータセンターモラトリアム法案を可決したが、ホウクル氏はその法案に署名するかどうか明らかにしていない。

メイン州のジャネット・ミルズ知事(同じく民主党)は今年初め、全米初の州全体データセンター禁止令となる法案を拒否した。ホウクル氏はまた、州の経済開発庁に対し、データセンター建設を求めるテクノロジー企業と交渉する際に地域コミュニティが使用できる枠組みを策定するよう指示した。その枠組みは、インフラ改善、保育投資、直接的な財政支援、労働・賃金基準に焦点を当てる。

さらに、データセンターにニューヨークのグリッドインフラとクリーンエネルギー供給への投資を義務付ける基金の計画も発表した。そして、州のデータセンターに対する売上税免除を廃止するよう議員に求めた。全米各地で、データセンターは地域の公聴会や州議会で激しい反対に直面している。今年は複数の市や郡で、新たなデータセンターの開発を制限する住民投票が行われる予定だ。