ワシントンDCの国務省から見ると、世界は火の海だ。もっとも、奇妙なことに、記録的な猛暑のせいではない。未解決のイラン戦争はドナルド・トランプにひどい火傷を負わせた。彼の軍事作戦は決定的に失敗し、エネルギーと食料価格は上昇し続け、11月の中間選挙では共和党の大敗が迫っている。特に屈辱的な展開として、イスラエルは今週、彼の最新のガザ和平提案を真っ向から拒否した。トランプが「歴史的な突破口」と自画自賛してからわずか数日後のことだ。一方、ロシアのNATO同盟国への攻撃はますます大胆になり、全面エスカレーションの恐れがある。そして、トランプが終わらせると誓ったウクライナ戦争は、今や5年目に突入し、双方の民間人が殺戮の場に取り残されている。そして、これは氷山の一角に過ぎない。くすぶる火種はまだまだたくさんある。

これこそ、最高水準のプロフェッショナルな外交が求められる瞬間だと思われるだろう。そこに登場するのが、国務長官であり米国のトップ外交官であるマルコ・ルビオだ。もし彼がここで実際に勝利を収めることができれば、キューバ移民の息子で元フロリダ州上院議員の55歳は、2028年の共和党大統領候補指名で最有力候補に躍り出るかもしれない。これは、彼を「おべっか使い」や「トランプの使いっ走り」と評する批評家たちを黙らせ、尊敬される世界的な政治家として生まれ変わるチャンスだ。覚えておいてほしい、トランプはかつて2016年の予備選挙で彼を「小さなマルコ」や「負け犬」と嘲笑していた(ルビオもトランプを「ペテン師」と呼んで応酬した)。だから今こそ、ルビオが大きく出て、勇敢に行動し、自分にはそれだけの力量があることを証明する時だ。あるいは、まあ、彼が今やっていることをこれからも続けてもいい。それは今のところ、ほとんど何もしていないように見えるが。