Politics 2026年8月12日 BBC World ウィスコンシン有権者、中道派に逆転勝利をもたらし、左派の連勝にそっと平手打ち ウィスコンシン州の民主党予備選で中道派のデイビッド・クロウリー氏が僅差で勝利し、左派の連勝に歯止めをかけた。政治の世界では、カムバックが新しい黒であることを証明した。 0 0 シェア X / Twitter LinkedIn リンクをコピー Image: BBC World まるで『メロドラマのプロットのひねり』としか言いようのない展開で、中道派候補のデイビッド・クロウリー氏が、CBSニュースの予測によると、ウィスコンシン州知事選の民主党予備選で勝利したとみられる。この驚きのカムバックは、雪だるま式に勢いを増していた党の左派の連勝記録に、中道派のハードルが立ちはだかった格好だ。 ミルウォーキー郡のCEOであるクロウリー氏は、ほぼ全ての票が集計された時点で、フランチェスカ・ホン氏をわずか0.5ポイント未満の差でかわした。彼は先月、一時的に立候補を取り下げて対立候補を支持したが、トニー・エバース知事の支持を得て再出馬し、何とか二桁の支持率差を逆転した。水曜日の早朝には、X(旧ツイッター)で「仕事に取り掛かる時だ」と宣言し、おそらく生活費の負担軽減、学校の強化、高賃金の仕事の創出、そして州の隅々まで機会が行き渡るようにすることに取り組むと繰り返し述べた。 11月の本選では、ドナルド・トランプ大統領が支持する共和党のトム・ティファニー下院議員と対戦する。ティファニー氏は共和党予備選を楽勝で制しており、減税、農家支援、医療改善を訴えている。いわば共和党のベスト盤だ。 しかし、左派も完全に閉め出されたわけではない。ミネソタ州では、ペギー・フラナガン氏が中道派のアンジー・クレイグ氏を破り、民主党上院議員候補に指名された。コネチカット州では、ルーク・ブロニン氏が14期務めた現職のジョン・ラーソン氏を破り、長期政権を担う現職を挑戦者が倒すという傾向が続いている。サウスカロライナ州では、ダーリン・グラハム・ノードン氏が、兄のリンゼイ・グラハム上院議員の死去に伴う空席をめぐる共和党予備選で決選投票に進出し、民主党のアニー・アンドリュース氏と対決することになる。 州議会議員でシングルマザー、元シェフでもあるホン氏は、最有力候補とみなされ、州初の民主社会主義者の知事を目指していた。しかし、警察予算や感謝祭に関する過去の発言が物議を醸し、一部を撤回した。注目すべきは、バーニー・サンダース氏やアレクサンドリア・オカシオ=コルテス氏といった、通常なら彼女のような挑戦者を支援する人物が、今回はこの選挙戦に関与しなかったことだ。ホン氏は敗北を認め、選挙対策責任者は「我々が戦った選挙戦を誇りに思う」と述べた。 彼女の敗北は、左派の予備選での一連の勝利に終止符を打つことになる。その多くは民主社会主義者アメリカ(DSA)が支援しており、共和党の政策だけでなく民主党の現状にも挑戦し、ガザ作戦をめぐるイスラエルへの米国の資金提供を停止または縮小するよう求めるなどして支持を集めてきた。例としては、先週のミシガン州上院予備選でのアブドゥル・エル=サイード氏の勝利や、6月にニューヨーク市長のゾーラン・マムダニ氏が支援した3人の進歩派が下院予備選で勝利したことなどが挙げられる。 これらの選挙戦は、11月の接戦が予想される中間選挙の前触れであり、議会の支配権に影響を与える。左派は巻き返すのか、それとも中道派の復活の兆しなのか。次回の『政治の世界も回る』をお楽しみに。