都市の物流が煙に巻かれるという劇的な光景の中、ロンドン北西部のウェンブリー・スタジアム近くの廃棄物処理施設で大規模な火災が発生し、地下鉄や鉄道の運行が混乱に陥った。聖なる芝生の隣でそびえ立つ炎ほど「スポーツの日」を象徴するものはない、というわけだ。

消防車20台と約125人の消防士が、ニーズデンの工業団地にある混合廃棄物処理施設の火災消火に派遣された。スタジアムからわずか1マイルの距離だ。この火災はあまりに凄まじく、現場近くを走るメトロポリタン線を全線運休に追い込み、ジュビリー線はウェンブリー・パークとウェスト・ハムステッド間の運行を停止、他の路線でも深刻な遅延が発生した。メアリルボーン駅への鉄道も混乱に巻き込まれた。

火災だけでなく、近隣のアマゾンの倉庫(燃えているのは別の建物だが、隣接している)も避難した。ロボットにも一服の休憩が必要なのだろう。

ロンドン消防隊のアンディ・ペニック副長官は状況をこう説明した。「消防隊は午前11時36分に、ニーズデンのハンナ・クローズで火災の通報を受けました。到着時、廃棄物処理施設で大規模な火災が発生していました。」現場責任者は、大作の予感を察知して即座に消防車20台を要請したという。広さ100メートル×150メートルの工業用ユニットは全焼した。ピーク時には125人の消防士が消火活動にあたり、皆、もっと静かな職業を選べばよかったと思ったに違いない。

ペニック氏は賢明にもこう付け加えた。「これは長期戦となる見込みで、完全に消火するまで隊員は終日現場に残ります。」ロンドン消防隊は午後5時ごろには火災を制圧したと発表したが、原因は調査中だ。

これは今夏、ロンドンのリサイクルセンターで発生した3件目の大規模火災だ。今月初めには、デプトフォードで約100人の消防士が、家庭ごみ50トンが保管された施設の火災に対処した。環境サービス協会によると、電子タバコなどのリチウム電池の誤廃棄による火災は、週に10回以上発生している。こうした電池が原因の廃棄物施設での火災は、年間10億ポンドの損害をもたらすと推定されており、文字通り大金が灰になっている。消防幹部らは苛立ちを隠せないようだ。彼らを責めることはできないだろう。そろそろ「ポイ捨てするな、バッテリーは正しくリサイクルしよう」というキャンペーンを始める時かもしれない。