シェルターが数字を計算したところ、結果は芳しくない。現在の建設ペースでは、イングランドの社会住宅待機リストを解消するのに119年かかるという。つまり、130万世帯が待機している一方で、昨年建設された新しい社会住宅はわずか12,198戸。つまり、110家族が1戸の新築住宅を競い合っている計算だ。シェルターの最高経営責任者サラ・エリオット氏は、政府がこの「カタツムリのペース」を続ければ、私たち生きている者の誰も住宅危機の終わりを見ることはないだろうと指摘。コミュニティは「引き裂かれ」続け、子どもたちは「何世代にもわたってホームレス状態に閉じ込められる」と警告した。過去15年間で、新しい社会賃貸住宅は64%減少し、一方で一時的な宿泊施設でのホームレス状態は155%急増した。20%の自治体では、過去2年間に社会住宅が1戸も建設されていない。対照的に、1967年(社会住宅の黄金時代)には、新築住宅の46%が社会賃貸用で、その97%を自治体が建設した。社会住宅行動キャンペーンのスザンヌ・ムナ氏は、政府が「建てろ、ベイビー、建てろ」と唱えながらも具体的な計画がないのは「錯覚」だと非難。危機は「民間の大家や住宅協会によって積極的に利用され」、家族向け住宅を自治体向けの高額な一時宿泊施設に転換していると主張する。シェルターは、2012年に自治体に課された290億ポンドの住宅債務を非難。これが建設を麻痺させ、購入権割引による売却を強制しているという。自治体は債務の免除または減額を求めている。政府はその一方で、「自治体住宅革命」を約束し、30万戸の新しい社会住宅と手頃な価格の住宅(うち18万戸は社会賃貸用で、2024年までの10年間に建設された数の約6倍)を掲げる。住宅省の報道官は、社会住宅法案が「数十年にわたる売却」に取り組み、390億ポンドのプログラムで支援されると述べた。シェルターは、10年間で年間9万戸の社会賃貸住宅があれば十分だとしている。これは現在の年間生産量の約7.4倍だが、まあ、数えてる人はいないだろう。
研究がみつけたイングランドの社会住宅建設ペースは「カタツムリのペース」 – カタツムリは少し怒っている
現在の建設ペースではイングランドの社会住宅待機リスト解消に119年かかり、生きているうちに住宅危機の終わりは見えないとシェルターが警告。