中国のAI研究所Moonshot AIが、ついに西洋の最先端モデルを割高に見せるという新モデルを発表した。フィナンシャル・タイムズ紙によると、Moonshotの次期Kimi K3は、AnthropicのOpus 4.8と同等かそれ以上の性能を発揮すると見込まれている。そう、無料かもしれないオープンウェイトモデルが、高額なクローズドソースモデルに挑むのだ。

MoonshotのKimi K2モデルはすでにオープンソースAI市場で好評を博し、ベンチマークで高い評価を得て、最新の最先端モデルに劣らない能力を示している。今回のKimi K3はさらに一歩進み、OpenAIやAnthropicのクローズドソースモデルとの差を縮めると言われている。FTによると、Kimi K3は中国最大のオープンウェイトAIモデルで、パラメータ数は2兆から3兆の間になり、「数日中」にリリースされる予定だ。

また、Moonshotは新たな資金調達ラウンドで、評価額315億ドルを目指していると報じられている。これは5月に20億ドルを調達した際の評価額200億ドルから上昇している。高額なAIサブスクリプションを無駄遣いに変えるかもしれない企業としては悪くない。

このニュースは、OpenAIやAnthropicのようなAI研究所に高額なクローズドソースモデルにお金を払う価値について、新たな議論を巻き起こしている。業界リーダーは、AI研究所が何とかして顧客が提出したデータをChatGPTやClaudeのようなAI製品に利用する方法を見つけるのではないかと懸念している。これに対し、経営陣は自社製品を代替案として売り込んだり、DeepSeek、Z.ai、Moonshotなどが開発した安価なオープンソースモデルを自社用に訓練するよう推奨している。自分で検査できるモデルほど「信頼して」と言えるものはない。